東京都世田谷区の住宅で2000年12月末、住人の会社員、宮沢みきおさん(当時44)の一家4人が殺害された事件が発生から24年となるのを前に、地元住民らによる事件解決を願う有志の集会が14日、都内で開かれた。
冒頭、地元住民や殺人事件の被害者遺族でつくる「宙の会」のメンバーら計約70人が黙とうをささげ、事件現場に残されたDNAから顔を予測する海外の捜査手法を紹介するビデオを鑑賞した。会場内には献花台も設置され、参加者らが花を手向けた。
この集会を企画し、「宙の会」特別参与で事件の捜査本部が置かれている成城署の元署長、土田猛さん(77)は「DNA捜査に関する法整備を進めて、捜査を前に進めてほしい」と訴えた。
同署も同日、現場近くの小田急線成城学園前駅でビラを配って情報提供を呼びかけた。
事件は00年12月31日に発覚。世田谷区の自宅で宮沢さんと妻、泰子さん(当時41)、長女、にいなちゃん(同8)、長男、礼ちゃん(同6)が殺害されているのが見つかった。現場には多くの遺留品があり犯人の指紋やDNA型も判明しているが、犯人検挙には至っていない。
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