暴行の罪で略式命令を受けたのは、神奈川県大磯町にある星槎国際高校湘南の女子バレーボール部の78歳の元監督です。

捜査関係者などによりますと、去年の夏、練習試合のミーティングの際、態度が悪いとして部員だった生徒の髪の毛を引っ張る暴行を加えたとして、警察はことし8月に書類送検していました。

横浜区検察庁は今月5日、元監督を暴行の罪で略式起訴し、横浜簡易裁判所は罰金10万円の略式命令を出したということです。

元監督をめぐっては、学校側の調査で部員に対して体罰を行ったり、暴言を吐いたりしたことが認定され、去年12月、懲戒解雇になっています。

被害にあった元部員の保護者は「体罰が刑事事件として立件されたことに納得する気持ちもありますが、部活で努力を積み重ねてきた子どもたちの夢を壊した責任を元監督には感じてほしいです」などとコメントしています。

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