大分市の一般道を時速194キロで走行し死亡事故を起こしたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)罪に問われた被告の男(23)を懲役8年とした大分地裁の裁判員裁判判決を不服とし、検察側と被告側の双方が12日、福岡高裁に控訴した。同日が期限だった。

 求刑は懲役12年だった。11月28日の判決は進行制御困難な高速度だったとして危険運転罪の成立を認めた。大分地検の小山陽一郎次席検事は「妨害目的が成立しないとした点についての法令解釈適用の誤りと事実誤認、および量刑も不当だ」と説明した。弁護側は同法違反(過失致死)罪適用を訴えていた。

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