このオンラインの特別授業は去年から行われていて、10日は、福井県小浜市の内外海小学校と新潟県柏崎市の北鯖石小学校、佐渡市の真野小学校の子どもたちが参加したほか、北朝鮮に拉致され、その後、帰国を果たした地村保志さん、蓮池薫さん、曽我ひとみさんがそれぞれの学校を訪れ、授業に加わりました。
授業は、拉致問題の解決に向けた取り組みがテーマで、子どもたちは、拉致問題について本やインターネットで調べた経験や、ポスターや動画を作ることで社会の関心を高めたいといった意見を発表していました。
発表のあと、地村さんは「帰国して22年になりますが、拉致問題は進展がなく、きょうに至っているのが現状です。解決のためにいまできることがたくさんあるので、問題を風化させないように皆さんも活動を続けてほしい」と呼びかけていました。
また、蓮池さんは「拉致被害者を取り戻そうという思いが伝わり、うれしかったです。拉致問題は今すぐにでも解決しなければならない問題で、皆さんの強い思いが広まっていってほしいです」と話していました。
授業のあと、小浜市から参加した6年生の女の子は「街頭での拉致問題の署名活動には自分から参加したいです」と話しました。
また、柏崎市から参加した6年生の女の子は「拉致されると自由に生きられなくなります。この問題を知らない人もいるので日本中に広く伝えていきたいです」と話していました。
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