真田さん主演の「SHOGUN」は米ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされた=AP

【シリコンバレー=中藤玲】映画やドラマを表彰する米国の「第82回ゴールデン・グローブ賞」の候補が9日発表され、真田広之さんが主演とプロデューサーを務めたドラマ「SHOGUN 将軍」が、テレビドラマ部門の作品賞など4つにノミネートされた。受賞作の発表と式典は2025年1月5日に米ロサンゼルスで開かれる。

作品賞のほか、真田さんが主演男優賞、アンナ・サワイさんが主演女優賞、浅野忠信さんが助演男優賞にノミネートされた。真田さんが主演男優賞を受賞すれば日本人で初めてとなる。

SHOGUNは作家ジェームズ・クラベルの1975年のベストセラー小説が原作で、真田さんが徳川家康をモデルにした主人公の武将を演じた。米ウォルト・ディズニー傘下の米FXが制作し、日本人のキャストやスタッフが多く参加した。セリフの約7割が日本語だが、世界でヒットした。

9月には、米テレビ界で最高の栄誉といわれるエミー賞で史上最多の計18冠に輝いた。ドラマシリーズの作品賞のほか、真田さんが日本人俳優として初めて主演男優賞を受賞した。

ゴールデン・グローブ賞は、映画作品にとってアカデミー賞の前哨戦と位置づけられる。24年1月に発表されたゴールデン・グローブ賞は、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」がアニメ映画賞を受賞した。同作品は3月に米アカデミー賞長編アニメーション賞に選ばれている。

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