鹿児島県運転免許試験場で行われた飲酒運転の体験会で、S字カーブを走行する車=9日午後、鹿児島県姶良市

 年末年始に飲酒の機会が増えるのを前に、鹿児島県警は9日、実際に酒を飲んだ状態で運転する体験会を開いた。赤ら顔でハンドルを握った参加者たちは、相次いでコースを逸脱。県警は「飲酒後は気が大きくなり、正常な操縦ができなくなる。絶対に運転しないで」と呼びかけている。

 市民らは、しらふで運転免許試験場のコースを1周運転。ビールやチューハイなどを5缶ほど飲んだ後の運転では、多くの参加者がコース脇に脱輪したり、三角コーンにぶつかったりした。

 鹿児島市の会社員福石真莉菜さん(31)は「ふわふわした感じで、判断力が鈍っていると感じた。助手席に座った試験官の指示が頭に入らなかった」と話した。

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