来日したIAEAのカルーソ調整官(左)=9日、外務省
国際原子力機関(IAEA)の調査団は9日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出の安全性を検証する作業を始めた。第1原発を現地調査し報告書にまとめる。調査団は昨年8月の放出開始以降、複数回来日し、放出が国際的な安全基準に基づいているかどうかの確認を続けている。 調査団はIAEA職員に加え、放出に反発する中国を含む海外の専門家も独立した立場で参加。現地調査では処理水放出設備を視察する。 9日は調査団を率いるIAEAのカルーソ調整官らが経済産業省や東電の担当者と外務省内で意見交換。カルーソ氏は「最後の一滴まで放出を見届けたい」と述べた。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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