男性が電車と衝突した踏切=2023年12月28日、東京都板橋区

 東京都内の踏切で昨年12月、同僚男性を電車と衝突させて自殺を装い殺害したとして、警視庁捜査1課は8日、殺人と監禁の疑いで、塗装工事会社「エムエー建装」(東京)の代表取締役と社員の男計4人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。男性は長期間繰り返し暴行を受け、4人に抵抗できない状態だったとみられ、警視庁は経緯を調べる。

 死亡したのは、同社社員で東京都板橋区西台の高野修さん=当時(56)。逮捕したのは代表取締役の佐々木学容疑者(39)と、いずれも社員の島畑明仁容疑者(34)、野崎俊太容疑者(39)、岩出篤哉容疑者(30)。

 逮捕容疑は共謀し、昨年12月2~3日、暴行により畏怖していた高野さんを板橋区内で車に乗せて監禁し、同区徳丸4丁目にある東武東上線の踏切まで連行した後、踏切内にとどまらせて電車と衝突させ、自殺を装い殺害した疑い。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。