北海道警と陸上自衛隊第11旅団(札幌市)は8日、北海道電力泊原発(泊村)の周辺で、海外からのテロリストの襲撃を想定した合同訓練を行い、道警機動隊員や陸自隊員ら約60人が参加した。同様の訓練は2019年以来3回目。  泊原発近くの「原子力PRセンターとまりん館」で、緊急輸送訓練を報道陣に公開。殺傷能力の高い武器を持つテロリストが日本海側から上陸したと想定し、サイレンを鳴らしたパトカーの先導で、装甲車5台が目的地に出発した。共同で作戦を練る調整所の設置や検問訓練も行われた。  陸自第18普通科連隊の鷲津浩文第3科長は「訓練を通じて連携を深化させ、実効性の向上を図りたい」と話した。

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