自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、政治資金規正法違反の疑いで丸川珠代元五輪相に対する告発状を東京地検に送付していた郷原信郎弁護士らが12日、東京都内で記者会見し、告発状を改めて送ったと明らかにした。地検は3月に出した告発状について「具体的な根拠が証拠に基づいて記載されていない」として今月3日に返送していた。
郷原氏は「刑事訴訟法上、(告発する側が)証拠を収集できなければ告発できないという定めはない。捜査機関が収集すべきだ」と批判した。
告発状では、丸川氏が受領した派閥からの還流金は、政治資金規正法で禁じられた政治家個人への寄付に当たると指摘している。
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