この研修会は社員が犯罪に巻き込まれるのを防ごうと、東京 丸の内にある不動産会社が開いたもので、若手社員を中心にオンラインを含めおよそ590人が参加しました。
警視庁の二宮健生活安全総務課長が講師を務め、「闇バイト」の実行役を募集する手口の特徴として、簡単だとアピールする一方で報酬が高額であることや、秘匿性の高いアプリに誘導してきたり、脅しの材料に使うため免許証やパスポートを送るよう要求してきたりすることなどを挙げました。
そのうえで、簡単で高収入のアルバイトは存在せず、「闇バイト」は犯罪なので絶対に応募しないことや「闇バイト」と気付いた際にはひとりで悩まずに家族や警察に相談することを呼びかけました。
参加した23歳の新入社員は「SNSだけでなく知人の紹介で巻き込まれるケースもあると聞いて驚きました。まずは巻き込まれないこと、巻き込まれたとしても警察に相談することを意識して気をつけたい」と話していました。
警視庁の二宮健生活安全総務課長は「『闇バイト』は犯罪です。絶対に応募しないほか、仮に応募してしまっても警察は安全を守るので勇気を持って引き返して相談してほしい」と話していました。
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