三股町にある養殖場の調理場には、直径50センチの大きな鍋が並べられ、甘露煮に使うヤマメを炊き上げる湯気に覆われています。

使われているのは2年ほどかけて育てられ、30センチ以上の大きさになった「尺ヤマメ」で、形が崩れないように弱火でゆっくりと3日間かけて仕上げていきます。

甘露煮の一部は、おせち料理で使う昆布巻きにも加工していて、従業員が昆布を巻く作業に追われていました。

養殖場によりますと、甘露煮づくりは先月から始まり、およそ9000本を作る予定だということです。

出来上がったヤマメの甘露煮は、全国のホテルや料亭に出荷されるほか、地元の物産館やインターネット通販でも販売されます。

養殖場の池辺美紀社長は「ことしの甘露煮も骨まで柔らかく仕上がっているので、楽しみにしているお客さんに届けていきたい」と話していました。

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