厚生労働省は5日、2023年に脳死者から行われた臓器提供で、移植手術が見送られたのは延べ5031人だったと発表した。うち803人は移植を担当する病院の受け入れ態勢が整わないことが理由だった。それぞれ3706人、509人としていた9月公表の調査結果を訂正した。
移植成立件数と、あっせん中止件数の計上に誤りがあった。厚労省担当者は「あっせん中止の考え方の整理が不十分だった」と謝罪した。
見送り理由の最多は「ドナーの医学的理由」で延べ2988人。厚労省は、複数の医療機関が受け入れを見送り最終的にあっせん中止となった210の臓器について分析した。
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