来年1月16・17日に東遊園地(神戸市中央区)で開かれる阪神・淡路大震災の追悼行事「1・17のつどい」について、実行委員会は例年よりも規模を縮小すると明らかにした。
発生30年という節目のため、より多くの来場者が予想され、安全のため混雑を避けてスペースを確保する必要があるなどの理由。竹灯籠(とうろう)や紙灯籠を使って形作る文字も来年は作れない可能性があるという。
実行委によると、つどいの会場では例年、「1・17」の日付と、事前の募集で選ばれた言葉がともされる。今年は「ともに」だった。
だが来年は灯籠の数を減らす予定だという。
混雑緩和や安全確保という理由に加え、鎮魂と復興への願いを込めたイベント「神戸ルミナリエ」の影響もある。
昨年度からつどいと同時期に開催されるようになり、ルミナリエの資材などを置く関係で会場が狭くなっていたという。
今回も文字自体は募集する。1~4文字の言葉と、込める思いを書いたものを、1・17のつどいのウェブサイトにある公募フォームなどで受け付ける。来年1月8日まで。
選ばれた文字をどう活用するかは検討中だという。
運営を支える寄付も募っている。問い合わせはNPO法人「阪神淡路大震災1・17希望の灯(あか)り(HANDS)」事務局(050・3590・0117)へ。
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