厚生労働省によりますと、ことし9月に申請された生活保護の件数は全国で2万1832件で、前の年の同じ月に比べて188件、率にして0.9%増えました。

生活保護の申請が前の年の同じ月と比べて上回るのは3か月連続です。

一方、生活保護の受給をことし9月に新たに始めたのは1万8482世帯で、前の年の同じ月に比べて321世帯、率にして1.7%減りました。

ことし9月時点の受給世帯は全国で165万802世帯と、前の年の同じ月に比べて385世帯、率にして0.02%減少しています。

厚生労働省は「生活保護の申請件数は直近10年の同じ月で見ると最多となっていて、物価上昇の影響が国民生活のさまざまな面で生じている可能性があり、注視が必要だ。生活に困っている人はためらわず自治体の窓口に相談してほしい。厚生労働省としても保護が必要な人には速やかな保護決定がなされるように取り組んでいきたい」とコメントしています。

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