小湊鐵道バスは、千葉市や千葉県市原市など、県内の15の市町村で路線バスを運行していますが、運転手不足や人件費の高騰などの影響で、経営の見通しが厳しくなっています。

このため2025年3月1日から、すべての路線で運賃を値上げする方針を決め、関東運輸局に改定の申請を行ったということです。

具体的には、
▽ICカードを利用した場合の初乗り運賃は、168円から190円に引き上げるほか
▽210円や220円の区間では、いずれも30円値上げし
▽距離に応じて設定される運賃も2割程度の値上げを予定しているということです。

小湊鐵道バスによりますと、運賃の値上げは、消費税率の改定にあわせた対応を除いて、1997年以来、28年ぶりということです。

小湊鐵道バスは「このままでは安定的な運行ができなくなるおそれがあり、値上げの判断をした。今後も、できるかぎり需要にあわせて効率的に運行できるよう、経営改善に努めていく」としています。

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