SNSの偽広告などを通じた「SNS型投資詐欺」の被害額が2024年1〜10月に計約747億7千万円に上り、前年同期比3.9倍となったことが2日、警察庁のまとめで分かった。恋愛感情などを抱かせ主に投資話を持ちかける「ロマンス詐欺」は前年同期比2.3倍の約311億3千万円だった。
10月のSNS型投資詐欺の被害額は44億4千万円で、月間では4月の115億1千万円をピークとして減少傾向にあるものの深刻な状況が続いている。
SNS型投資詐欺における被害者への接触手段をみると、24年7月からSNSのダイレクトメッセージの悪用が最多となっている。見知らぬSNSアカウントから突然メッセージが届き、世間話などを経て投資話をもちかけられ金銭を詐取される被害が目立つ。
警察庁は「見知らぬアカウントから投資などもうけ話を持ちかけられたら詐欺を疑ってほしい」と呼びかけている。
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