東京 練馬区の区立中学校の校長だった北村比左嘉 被告(57)は14年前、校舎内で教え子の女子生徒に性的暴行をしてけがをさせ、その様子や別の女子生徒との性的行為を記録したビデオカメラを校長室に保管した罪に問われ、性的暴行について無罪を主張しています。

2日、東京地方裁判所で被害を訴える元生徒2人が意見陳述を行いました。

14年前、多いときで週1回被害を受けたという元生徒は「教師は絶対的な存在で、抵抗することが怖かった。つらくて悔しくて、泣きながら帰った日もあった。ことばにすることが恥ずかしく、ただただ被告のおもちゃになるしかなかった。一切許すことができない」と語りました。

ビデオカメラに画像が残っていた別の元生徒も「多いときは週に複数回、校舎内でわいせつな行為をされ、『2人だけの秘密』と言われた。話したら内申点を下げられる心配があった。心から軽蔑する」と語りました。

一方、元校長はこれまでの裁判で「恋人のように付き合っているつもりで、受け入れられていると思った」と主張する一方、「一方的な私の犯罪です」などとも述べています。

判決は12月9日に言い渡されます。

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