東京電力は11月7日、福島第1原発の事故に伴い2号機で溶け落ちて冷えて固まった微量の核燃料(デブリ)を回収した。デブリの回収は事故後で初めて。ただ、微量でさえ、トラブルで当初予定よりも3年遅れたことから、1~3号機に堆積する推計880トンのデブリの本格的な取り出しは、さらに困難が予想される。今回の採取を振り返った。(山下葉月、荒井六貴)  デブリ回収に立ちはだかったのが、高い放射線だ。人が近づけば、短時間で死亡するレベルの場所もある。そのため、遠隔操作の装置の開発が必要不可欠だ。  当初は、2017年に開発を始めた遠隔操作で伸びていくロボットアームで、2021年に微量を採取する計画だったが、開発に手間取り延期が続いた。結局、格納容器内の調査で実績があり、作業員がパイプを押し込んで伸ばしていく釣りざお式装置が採用され、3年遅れの着手になった。  ただ、8月に着手寸前で、...

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