長野市にあるしんきゅう院、院長の近藤文雄さん(74)は、しんきゅう師とあん摩マッサージ指圧師の資格を持っています。

しんきゅう院でも、保険で施術を行うところは、一部を除いて、原則マイナ保険証などを利用した仕組みの導入が義務づけられますが、その導入は2割未満と進んでいません。

近藤さんは導入を決めましたが、アプリを導入する手順が難しく、娘にスマートフォンを操作してもらいましたが、使っている機種は、マイナ保険証の読み込みに対応しておらず、やむをえず、妻の端末に入れたということです。

近藤さんの仲間のしんきゅう師の中には、視覚障害の人もいるため、2日からマイナ保険証に移行することに、戸惑いの声も多いということです。

近藤さんも、しばらくは今の健康保険証を使った確認を続けたいと考えています。

近藤さんは「視覚に障害のある仲間も含め、まわりでも困惑する声をたくさん聞いたので、国にはもっと分かりやすい説明をしてほしい」と話していました。

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