ことしの春に学習院大学を卒業して日本赤十字社の嘱託職員になった愛子さまは、多くの人に支えられながら日々研さんを重ね、皇室の一員としての経験を少しずつ積むとともに、社会人としての歩みを一歩一歩進められています。

ことしもさまざまな宮中行事を経験し、皇族としての務めに励んでいて、2月には、外国からの賓客をもてなす昼食会に初めて臨んで、ケニア大統領夫妻と対面した際には現地で広く使われているスワヒリ語でのあいさつに挑戦されました。

4月には初めて園遊会に出席したほか、10月には初めてのお一人での地方での公務で佐賀県を訪問し、国民スポーツ大会の競技を見たあと、佐賀市内の山あいにある手すき和紙の工房で、この地域伝統の手すき和紙の紙すきを体験されました。

これに先立って、9月には能登半島地震からの復興状況を視察するため石川県を訪問する予定でしたが、直前に起きた豪雨災害を考慮して取りやめられました。

天皇皇后両陛下とともに一連の災害に深く心を痛め、被災した人たちが安心して暮らせる日が一日も早く訪れるよう心から願われているということです。

1日は、赤坂御用地にある上皇ご夫妻のお住まいを訪れ、誕生日を迎えたことのあいさつをされるほか、御所ではお祝いの行事が開かれることになっています。

宮内庁 愛子さまの映像を公開

愛子さまの誕生日にあたって、宮内庁は、11月22日に皇居内で撮影した映像を公開しました。

愛子さまが、お住まいの御所で、10月に訪問した際にみずから作った伝統的な和紙を見ている様子や、四季の移ろいを感じながら天皇皇后両陛下とともに散策することもあるという東御苑の果樹園で柿の木をご覧になっている様子が写っています。

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