NTT西日本の子会社から元派遣社員の男(64)が900万件を超える顧客情報を不正に持ち出した事件で、情報を買い取った名簿業者が政府の個人情報保護委員会に虚偽の報告をしていたとして、岡山県警が近く個人情報保護法違反容疑で代表取締役らを書類送検する方針であることが30日、捜査関係者への取材で分かった。  捜査関係者によると、名簿業者「中央ビジネスサービス」(東京)は事件発覚前の2023年夏、同法に基づき個人情報保護委に報告を求められた際「22年4月~23年6月の期間、第三者から個人データの提供を受けた実績はない」と虚偽の返答をした疑いがある。

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