東京都文京区にある自民党の猪口邦子参院議員(72)の自宅マンション火災で、猪口議員が警視庁に「床暖房を使っており、灯油やガソリンは置いていない」と説明をしていることが29日、捜査関係者への取材で分かった。これまでに第三者が侵入した形跡は確認されておらず、現場から目立った油分は確認されていない。警視庁が出火原因を調べている。
火災は6階建てマンションの6階で発生し、2人が死亡。いずれも台所近くで見つかった。安否が分かっていない猪口議員の夫で東大名誉教授の孝氏(80)と長女(33)の可能性があるとみて、身元の確認を進めている。玄関などは施錠されていた。
捜査関係者によると、猪口議員は4人暮らし。マンションの防犯カメラ映像から、27日午後5時ごろに孝氏と長女はそれぞれ帰宅していた。出火時に猪口議員と次女は外出していた。〔共同〕
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