政府は29日、石破政権では初の総合経済対策の裏付けとなる2024年度補正予算案を持ち回り閣議で決定した。物価高対策の給付金など賃金や所得の増加につながる施策が柱で、一般会計の歳出総額は13兆9433億円。昨年度を上回る大型補正で、財源の半分近くを新規国債発行(借金)で賄う。借金頼みの財政が厳しさを増すのは必至だ。

石破茂首相は先の衆院選で「昨年度(13兆1992億円)を上回る補正予算を成立させたい」と訴えていた。政府は補正予算案を12月上旬にも今臨時国会に提出し、年内の早期成立を目指す。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。