東京都文京区の後楽園ホールをボクシング観戦に訪れた袴田巌さん(中央)と姉ひで子さん=29日午後
1966年に静岡県の一家4人が殺害された事件で再審無罪が確定した元プロボクサーの袴田巌さん(88)が29日、姉ひで子さん(91)とともに、興行が開催されている東京都文京区の後楽園ホールを訪れた。ひで子さんはリング上で「58年闘いまして、やっと勝ちました」とあいさつした。 ボクシング界は事件当時の「ボクサーくずれ」という偏見とも闘った袴田さんの支援を続け、同ホールには興行のたびに「袴田シート」が設置されている。世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王者の中谷潤人(26)=M・T=も支援活動に参加していた。 袴田さんは日本フェザー級6位にランクされた実績がある。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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