大型連休後半初日の3日、福岡の街に初夏の訪れを告げる「博多どんたく港まつり」が開幕した。2日間で国内外から約200万人の人出を見込む。

 好天に恵まれた街は華やかなムードに包まれ、福岡市中心部の大通りを練り歩くパレードでは、間近で見物できる観光桟敷席が5年ぶりに復活。思い思いの衣装を身にまとった参加者が、踊りや音楽で沿道の観客を楽しませた。

 「博多どんたく港まつり」は、1179年(治承3年)に始まったとされる伝統的な民俗行事「博多松囃子(ばやし)」を起源とし、オランダ語で休日を意味するZondag(ゾンターク)がその語源とされる。

 主催の「福岡市民の祭り振興会」によると、市内に29カ所、演舞台が設けられ、延べ約680団体、2万6千人以上が参加する予定。(日吉健吾)

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