総理大臣官邸で行われた訓練には、石破総理大臣のほか、赤澤感染症危機管理担当大臣ら関係閣僚が参加しました。

訓練では、成田空港で帰国者が新型インフルエンザに感染していることが判明したという想定で対策本部を開き、水際対策を強化して感染拡大を遅らせながら検査体制の構築や病床の確保を進めるなどとした「基本的対処方針」を決定しました。

そして、石破総理大臣が、感染拡大防止に万全を期すとともに、国民に迅速で的確な情報提供を行うことなどを指示しました。

このあと石破総理大臣は「感染症危機はいつ発生するか分からず、平時から万全の備えを確保しておく必要がある。それぞれの取り組みに不断の点検や改善を重ね、対応に万全を期してもらいたい」と述べました。

赤澤感染症危機管理相「タイムラインを整理し対応充実を」

赤澤感染症危機管理担当大臣は閣議のあとの記者会見で「関係者がやるべきことを示したタイムラインを整理し、有事に国や都道府県、関係機関が連携して円滑な初動ができるよう対応を充実させる必要がある。タイムラインは危機管理の世界標準であり、関係者が共通の時間軸の上で進捗(しんちょく)を管理できるよう整えていきたい」と述べました。

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