港の近くにある珠洲市立蛸島小学校では、地元の底引き網の船団から寄付されたズワイガニを食べる「カニ給食」が恒例行事になっています。
ことしは1月の地震で漁業者も被災したため開催できるか分からなくなっていましたが、船団から「ことしも寄付したい」と申し出があり、例年どおり開催されたということです。
28日は塩ゆでしたオスのズワイガニが給食のおかずとして1人1杯ずつ提供されました。
家庭科室に集まった1年生から6年生までの20人余りの児童は手慣れた様子ではさみを使ってカニの脚を切って身を取り出したり、カニみそを味わったりしていました。
小学6年生の山崎眞稟さんは「被災した底引き網の漁師が頑張ってとったカニをことしも届けてくれてうれしかったです」と話していました。
河元智志 校長は「ことしは難しいと思っていましたが、カニを届けてもらいありがたいです。子どもたちにはふるさとの味を知ってもらい元気になってほしい」と話していました。
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