学識経験者などからなる市の委員会の答申では、市の中心部にある6つの小学校を1校に、門前地区にある2つの小学校を1校に統合することで、9校ある小学校を3校に再編成する案が示されています。

一方、3校ある中学校のうち町野地区の中学校については、小学校と合わせて小中一貫校に移行すべきだとしています。

輪島市では自宅の被災や教育環境を理由に市外に転出する子どもが後を絶たず、小学生と中学生の人数は、11月1日時点で能登半島地震の前と比べて3割程度減っているということです。

市では12月から今回の答申内容の保護者向けの説明会を開き意見を聞くことにしていて、今年度中に具体的な再編成の方針を示すとしています。

輪島市の坂口茂 市長は「答申は尊重するものの、いたずらに学校を統合すればいいというわけではない。保護者の意見をよく聞きながら、最善の方針を示したい」と話していました。

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