小学校25人学級の全学年拡大を発表する長崎幸太郎知事(26日、山梨県庁)

山梨県は26日、公立小学校の25人学級を2026年度までに全学年に拡大すると発表した。1〜4年生は実施しており、25年度に5年生、26年度に6年生に導入する。県企業局の電気事業会計からの繰入金増額などで財源を確保する。

県教育委員会は小学5年生への25人学級の導入で新たに40人ほどの教員が必要と見込む。教員確保は課題だが、可能な範囲で少人数学級を進める。

県財政課によると小学5〜6年生への導入に必要な経費は年間で8億円程度。財源として電気事業会計からの繰入金を25年度から7億5000万円増額し、既存分と合わせ11億円近くになる。

長崎幸太郎知事は「他県に誇れる山梨の魅力ある施策だ。子供たちにきめ細やかな指導ができ、先生の負担軽減にもなっている」と述べた。

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