マイコプラズマ肺炎は子どもに多い細菌性の感染症で、飛まつや接触で広がり、感染すると発熱や全身のけん怠感、頭痛、せきといった症状が見られます。
中でもせきは1週間以上続くことがあるほか、一部の人は肺炎が重症化したり衰弱したりして入院するケースもあります。
国立感染症研究所のまとめによりますと、今月17日までの1週間に全国およそ500か所の医療機関から報告された患者数は1医療機関当たり前の週から0.41人増加して2.84人と、これまでで最も多かった先月下旬の2.49人を上回り、現在の方法で統計を取り始めてから最も多くなりました。
都道府県別でみますと、最も多いのが
▽福井県で8.83人、
次いで
▽青森県で5人、
▽茨城県で4.92人、
▽京都府で4.71人、
▽北海道で4.59人となっているほか、
▽愛知県で4.33人、
▽東京都で4.32人、
▽大阪府で3.17人などとなっています。
日本呼吸器学会などは、マスクの着用や手洗いといった基本的な感染対策を徹底することや、せきなどの症状があって周囲にも同じような症状の人がいる場合は医療機関を受診することなどを呼びかけています。
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