長野県塩尻市の酒蔵兼自宅で2021年9月、妻=当時(47)=を殺害したとして、殺人の罪に問われた元長野県議丸山大輔被告(50)に対する長野地裁(坂田正史裁判長)の裁判員裁判で、検察側は懲役20年を求刑した。

 求刑に先立ち妻希美さんの姉が意見陳述し「被害者遺族は心の傷を抱えて生きていく。どんな処罰を与えても犯人を許すことはできない」と、涙をこらえながら話した。

 被告は初公判で起訴内容を否認し、無罪と訴えており、犯人かどうかが争点となった。

 起訴状によると、21年9月29日午前1時44分~同3時4分ごろ、自宅で妻の首を何らかの方法で圧迫し、窒息死させたとしている。

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