ことし5月、山梨県にある陸上自衛隊の北富士演習場で手りゅう弾を投げる訓練の最中に爆発して飛び散った破片が29歳の隊員の首に当たり死亡した事故で、陸上自衛隊はことし7月手りゅう弾が投げられたあと、防護壁に身を隠す動作が適切に行われていなかったことが原因とする調査結果を公表し、自衛隊の捜査機関の警務隊が捜査を続けてきました。

その結果、現場で監督していた30代の3等陸佐と50代の1等陸曹の2人が、訓練を行う上で安全に配慮する義務を十分に尽くしていなかったとして警務隊は25日、2人を業務上過失致死の疑いで甲府地方検察庁に書類送検しました。

陸上自衛隊によりますと2人は調べに対し、容疑を認めているということです。

陸上自衛隊は「事故で殉職された隊員とご家族に改めてお悔やみを申し上げるとともに二度とこのような事故を起こさないよう、再発防止に努めます」とコメントしています。

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