23日午後6時すぎ、神戸港の沖合を航行中の貨物船からはしけなどを押す押船と衝突したという連絡が第5管区海上保安本部にありました。
海上保安本部によりますと貨物船はマーシャル諸島船籍の「Yiannis N.G.」、押船は「奨栄丸」で、奨栄丸が転覆しました。
この事故で奨栄丸の乗組員3人のうち2人の行方が分からなくなり、その後、1人は船内で見つかりましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。
またもう1人の行方が今も分かっておらず、海上保安本部が捜索を続けています。
転覆した奨栄丸は全長およそ14メートルで重さは19トン、一方の貨物船は全長229メートル、重さは4万トンあまりで、貨物船の乗組員21人にけがはありませんでした。
貨物船は神戸港を出てシンガポールに向けて航行中で、海上保安本部が事故の状況を詳しく調べています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。