【ひきこもり当事者の家族の方へ】

アンケートとメッセージを募集しています。

NHKでは、ひきこもり当事者の家族についてラジオ特番を制作していきたいと考えています。

また番組で話してもらいたいこと、専門家に聞きたいこと、など投稿をお寄せください。

この交流会は、ひきこもりの支援に取り組む江戸川区が1年前から定期的に開いているものです。

23日はひきこもりの当事者や家族など8人が参加し、専門家とともに『当事者の気持ち』をテーマに話し合いました。

この中では、20代の子どもがひきこもり状態だという母親が「子どもは髪を切りに行けず、長髪になっている。髪を切りに行こうと2人で決めて予約をしても、結局当日になって行けず、イライラしてしまった」という悩みを打ち明けました。

すると半年前からひきこもりの状態だという当事者の20代の男性から「当事者としては、予約という行為がプレッシャーにつながります。行きたいと思ったそのとき、当日に行けるところがあったらうれしい」という発言があり、参加者たちは皆納得した様子でうなずいていました。

また以前、息子がおよそ10年間ひきこもり状態だったという父親は「悩みを打ち明け合うだけでなくたくさんの視点でアドバイスをもらえるこうした家族会が増えるとうれしい」と話していました。

交流会のファシリテーターとして参加したひきこもり問題に詳しいジャーナリストの池上正樹さんは「ひきこもりの家族は、罪悪感を抱えるなどして孤立している場合も多い。まずは上下関係なく立場を越えて話が聞けるこうした場で、踏み出すきっかけを作っていくことが重要だ」と話していました。

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