23日午前7時ごろ、沖縄県糸満市の喜屋武岬から南南東約80キロの海域で、那覇海上保安部のヘリコプター搭載型巡視船りゅうきゅう(3100トン)と、那覇市船籍のマグロはえ縄漁船、第1成福丸(12トン)が衝突した。巡視船に33人、漁船に2人が乗っていたが、けが人はなかった。

 保安部によると、巡視船は右舷側、漁船は船首を破損した。油の流出は確認されておらず、いずれも自力航行が可能という。事故当時、現場海域は晴れており、風速8メートル、波の高さは1.5メートルだった。

 海上衝突予防法では、2隻の船が互いに進路を横切る場合、相手を右に見る船舶に回避義務がある。

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