北海道は20日、9~10月に実施した道民意識調査の結果を公表した。アイヌ民族への差別や偏見について、回答者の26.9%が「直接見聞きしたことがある」と答えた。交流サイト(SNS)への書き込みなども含まれる。道によると、同調査でアイヌ民族に関して尋ねるのは初めてという。

 調査は道内に住む18歳以上の男女1500人を対象に実施し、766人が回答した。アイヌ民族への差別の原因は、57.8%が「固定的なイメージなどの偏見や先入観」と回答した。52.9%が「歴史的・社会的背景に対する無理解」、50.5%が「アイヌ文化への無理解」だと指摘した。

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