◆「もともと福祉の仕事に興味があった」
体験会に参加した子どもらと交流する高山樹里さん(左)=神奈川県綾瀬市の綾瀬市民スポーツセンターで
車いすに乗った投手が下手から投げたボールを、やはり車いすの打者が打ち返す。打者は懸命に車輪をこいで一塁へ。野球やソフトより1人多い守備につく人たちも、そろって車いす。誰もが楽しそうにボールを追う。その様子を、高山さんが満足そうな笑みで見つめていた。 今月10日。高山さんが会長を務める日本車椅子ソフトボール協会は、神奈川県綾瀬市で体験会を開いた。障害の有無や年齢、性別を問わず、20人ほどが参加。「障害や年齢の関係なく楽しめるのが良いところ」。そんな高山さんの言葉通り、体験会は和やかな雰囲気に包まれた。 「もともと福祉の仕事に興味があった」という高山さんが米国発祥の車いすソフトに出会ったのは、そり競技に取り組んでいた十数年前。車いすソフトに関わる知人から誘われ、運営を手伝うようになった。◆2020年から「日本車椅子ソフトボール協会」会長に
2013年に日本協会が発足してから本格的に関わるようになり、2020年には会長に就いた。生まれたばかりの小所帯だけに、会長自ら日本代表の遠征に同行し、体験会では裏方としてボール拾いに走り回る。動いていて見えてきたのは、...残り 699/1375 文字
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