栃木県知事選は17日投開票され、無所属現職の福田富一さん(71)=自民県連、公明推薦=が、無所属新人で市民団体事務局長の針川佐久真さん(74)=共産県委員会推薦、社民支持=を破り、自身の最多を更新する6選を果たした。福田さんは公約とする人口減少対策や結婚・子育て支援などの政策を選挙戦で分かりやすく伝え、支持を広げた。針川さんは出馬表明が告示の3週間前と遅かった上、公約で現職との差別化を図りきれなかった。(武藤康弘)

◆「青年政治家の頃は多選を批判した立場」だったが…

当選確実を受けて万歳する福田富一氏(中)=宇都宮市戸祭町の事務所で

 午後7時すぎ、宇都宮市の事務所に「当選確実」の報が伝わっても、福田さんの表情はほぼ変わらなかった。「学校給食の無償化へ、国、県、市、町で責任分担し、課題を乗り越えていく」。少子化トレンド反転を期す6期目へきっぱりと決意を示した。  6選出馬の決心は今年春ごろまでつかず、表明は告示まで約4カ月に迫った6月下旬となった。「青年政治家の頃は多選を批判した立場。ミイラ取りがミイラになった」と自嘲し...

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