この集会は福井県の拉致被害者の支援団体が毎年開いているもので、17日は越前市の会場におよそ450人が集まりました。

集会では、北朝鮮に拉致され、22年前に帰国を果たした地村保志さんや蓮池薫さん、それに北朝鮮に拉致された可能性が排除できない「特定失踪者」の家族が参加しました。

はじめに蓮池さんが講演し「解決のために、被害者の親が生きている間を期限として、それ以降の解決は許さないという姿勢で、北朝鮮にプレッシャーをかけることが重要だ」などと話しました。

また、地村さんは「拉致問題は、被害者の高齢化が進み、もはや一刻の猶予もない。早く解決してほしいし、皆さんには関心を持ち続けてほしい」と訴えました。

集会のあと、主催した支援団体の森本信二会長は「拉致問題を決してひと事と思わずに、もし自分の家族が拉致されたらという思いで考えてほしい」と話していました。

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