「空想の力」で地域を盛り上げようという「すかがわ空想フェス2024」が16日、福島県須賀川市で始まり、県内外から大勢の特撮ファンが集まった。
ゴジラやウルトラマンなどの作品を手がけ「特撮の神様」と言われた特撮監督の故・円谷英二氏の出身地であることから、同市と円谷プロダクションは昨年、「空想の力を育むまちづくり」協定を結んだ。フェスはその一環で、県も共催して今年初めて開かれた。
開幕イベントでは、市が市内の子どもたちから募集した空想作品の優秀賞の授賞式があった。約700点の応募作の中から「CO2を食べてくれるエコな怪獣」など優秀作品4点が選ばれた。
市立柏城小2年の加藤陽向(ひなた)さん(7)は、「人間が捨てた食べ物を食べて巨大化し、泣きながら街を破壊する怪獣」を想像した。「こんな悲しい怪獣が出てこないように何でも残さず食べたい」と話した。
市内では、ウルトラ6兄弟が出演するステージショーや、円谷氏の功績をクリエーターが振り返るトークショーがあった。フェスは17日もある。(斎藤徹)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。