千葉県は2日、高病原性鳥インフルエンザの感染が確認された同県富里市の養鶏農場で、採卵鶏約5万7千羽の殺処分を1日午後に完了したと発表した。処分した鶏や餌の焼埋却、消毒などの防疫措置も数日で終える見通し。  4月28日、農場主から「鶏がまとまって死んでいる」と通報があり、簡易検査や県の遺伝子検査で陽性が判明。同29日から殺処分を始めていた。農場から半径10キロ圏にある計29の農場や農家で、計約3千羽の移動や搬出の制限を継続している。  県は当初、農場主への聞き取りから、約6万3千羽が処分対象と発表していた。


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