千葉市は1日から、年間を通して職員がノーネクタイやノー上着などの軽装で執務をする「ナチュラルビズ」を始めた。働きやすい環境づくりと合わせ、脱炭素社会の実現につなげる。市は、これまで5~10月にクールビズを採り入れてきたが、今後はナチュラルビズとして年間を通じて柔軟な服装を認める。

市が改定した職員向けの「接遇マニュアル」では、軽装の具体例として襟なしのシャツやタートルネック、チノパン、スニーカーを新たに挙げた。ポロシャツは夏季に限ってきたが、通年で着用できる。

 注意点を①華美ではなく、相手に不快感を与えない②公務員としての品位が損なわれないもの――としている。式典への出席時はネクタイを着用するなど、TPO(時、場所、場面)に応じた服装とする。

 市人材育成課は「職員が快適で働きやすい服装を選択し、働きやすい職場環境づくりと業務の効率化を進めることで、市民サービスの向上につなげたい」としている。(前田基行)

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