防衛省は15日、洋上の警戒監視などに使う大型無人機「シーガーディアン」を海上自衛隊に導入すると発表した。2025年度予算の概算要求に関連経費約262億円を計上。東シナ海などの監視態勢強化が狙いで、約10年をかけて計23機を調達する計画だ。同機は海上保安庁も22年から運用を始め、3機を保有している。

シーガーディアンは米企業が製造する全幅約24メートルの大型無人機。最長約4800キロ、24時間の連続飛行が可能で、搭載する高性能なカメラやレーダーにより、昼夜を問わず航行船舶などの情報収集ができる。

防衛省が海上自衛隊に導入すると決めた大型無人機「シーガーディアン」=2023年6月、青森県の海上自衛隊八戸航空基地

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。