警察によりますと、4月9日、淀川区のマンションで60代の会社社長が住む部屋に2人組の男が侵入し、現金や腕時計などおよそ1400万円相当が盗まれました。

さらに、この部屋は3日後にも狙われ、2人組とは別の男がドアをバールでこじあけようとする事件が起きたということです。

2件目の事件では、実行役とみられる21歳の被告がマンションに侵入した罪で先月起訴され、警察は指示役がいるとみて被告の携帯電話を解析するなどして捜査を進めていました。

その結果、住所・職業不詳の今井裕治容疑者(37)が被告に対し、マンションへの侵入や現場の写真撮影などを指示した疑いがあることが分かり、警察は13日、邸宅侵入の疑いで逮捕しました。

今井容疑者は闇バイトを通じてメンバーを募り、秘匿性の高い通信アプリで指示を出していたとみられるということです。

実行役とみられる21歳の被告は、ことし3月に山口県下松市の住宅で起きた強盗傷害事件でも起訴されていて、警察は今井容疑者がリーダー格として淀川区のマンションで起きた2つの事件に加え、山口県の事件などにも関わった疑いがあるとみて調べています。

容疑者の認否については明らかにしていません。

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