同性婚を認めない民法などの規定は憲法違反だとして、3組の同性カップルが国に賠償を求めた訴訟の控訴審は13日、大阪高裁(本多久美子裁判長)で結審した。判決は2025年3月25日。
全国5地裁に起こされた訴訟6件の一審判決のうち、「合憲」は大阪地裁の1件だった。原告は意見陳述で「司法が違憲と宣言し、婚姻の平等が一歩進むことを期待する」と訴えた。
2022年6月の大阪地裁判決は「婚姻の自由」を保障する憲法24条について男女間を前提にしていると指摘し、現行制度は「合憲」と判断した。
控訴審判決はこれまでに2件出ており、札幌高裁と東京高裁はいずれも「違憲」と判断した。
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