◆厚労省「解除の理由は把握していない」
厚労省は、それぞれの解除申請の理由は把握していないという。福岡厚労相は「政府としても原因を把握し分析する必要がある」と述べた。会見で説明する福岡資麿厚生労働相=12日、厚労省で
解除申請が相次いでいることについては、福岡厚労相は「マイナ保険証には正確な医療情報に基づく、よりよい医療を受けられることができる」とメリットを強調した上で、「制度の正確な周知に引き継ぎ努めたい」と話した。◆当初は解除不可、10月28日から可能に
登録の解除とは、マイナンバーカードにひも付けた健康保険証の情報を解除すること。もともとマイナ保険証は、いったん登録すると解除できない仕組みになっていた。 マイナンバーカードの取得自体は任意なのに解除できないことに国会などで批判が出て、厚労省はシステムを改修。10月28日から解除の対応が可能になった。◆解除すると代わりに「資格確認書」
解除希望者は、加入する健康保険組合(国民健康保険は自治体)などの窓口に申請する。申請書などの準備が整った健保から受け付けを始めている。 解除すると、現行の健康保険証の新規発行が廃止される12月2日以降、代わりに「資格確認書」を受け取れる。(マイナ保険証取材班) ◇ 東京新聞ではマイナ保険証に関する情報やご意見を募集しています。メールはtdigital@chunichi.co.jp、郵便は〒100-8505(住所不要)東京新聞デジタル編集部「マイナ保険証取材班」へ。 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。