JR東日本によりますと、今月8日の昼すぎ、宮城県の古川駅とくりこま高原駅の間を走行中の下りの東北新幹線の車両が緊急停止信号を受信し、車両点検が行われました。
この影響で、一時、運転を見合わせ、上下合わせて19本が運休し、およそ6万7000人に影響が出ました。
作業員が車両を確認したところ、3号車に設置されたパンタグラフの架線と接する部品「スリ板」が一部、欠けていたということです。
さらに、付近の設備を調べたところ、架線に取り付けられた5つの金具に損傷がみつかり、このうち2つは古川駅から2キロほど離れた高架下の住宅の屋根や駐車場に落下していました。
落下した金具はそれぞれ重さがおよそ1.5キロ、長さが1メートル20センチあるということです。
これまでにけが人は確認されておらず、会社が詳しい原因を調べています。
JR東日本は「ご迷惑とご心配をおかけしたことをおわび申し上げます。原因を調査のうえ、対策を検討し、安全輸送の提供に努めてまいりたい」とコメントしています。
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