相模原市南区のマンション一室で2月、住人夫婦の遺体が見つかった事件で、横浜地検は1日、殺人と窃盗の罪で長男(16)を起訴した。裁判員裁判で審理される見通し。

 起訴状によると、2月10日に自宅で殺意をもって、父親(52)と母親(50)を刃物で複数回刺し失血死させたとしている。6日と10日には相模原市や厚木市内のコンビニで飲料水などを窃取したとしている。

 2月13日、父親の勤務先が「連絡が取れない」と相談し、県警が遺体を発見した。県警は14日、父親に対する殺人容疑で逮捕し、3月、母親への殺人容疑で再逮捕。横浜地検が同月、横浜家裁に送致し、4月22日に検察官送致を決定していた。

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