沖縄本島北部付近では10日も明け方から朝にかけて局地的な大雨となり、気象庁は土砂災害や低地の浸水、河川の増水に厳重に警戒するよう呼び掛けた。北部の11日正午までの24時間雨量は多い所で180ミリと予想される。
国頭村や東村、大宜味村、名護市では1時間雨量が110~120ミリ以上との記録的短時間大雨情報が相次いで出された。東村では10日午前11時までの48時間雨量が637.5ミリに上り、この地点の観測史上最多記録となった。大宜味村の一部には一時、5段階の警戒レベルで最も高い「緊急安全確保」が発令された。
日本列島の大半が高気圧に覆われる一方、フィリピンの東海上に台風23号があり、奄美地方や沖縄本島には9日に引き続いて暖かく湿った空気が東や南東から流れ込んだ。9日は未明から午後にかけ、鹿児島県与論町(与論島)に大雨特別警報が出された。
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